公益財団法人復康会

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理事長挨拶

公益財団法人復康会 理事長 杉山 直也
 ごあいさつ

公益財団法人復康会は大正15年に株式会社腦病院(現在の沼津中央病院)として創立されました。昭和20年に財団法人立となりましたが、同じ年に戦火消失し、一度病院としての機能を失います。 戦後復興の中、市民の切望もあって昭和24年に再建されましたが、このとき戦後の物資難で、先人たちの苦労と努力は相当なものであったと伝えられています。
 昭和33年には牛臥病院として内科が独立しました(現在の沼津リハビリテーション病院)。その後、わが国が高度経済成長に向かう中、昭和39年にライシャワー事件を経験しました。 第5代理事長の回顧録によれば、駐日大使を刺傷された米国は、少し前まで占領統治していた日本に対し、責めることはせず、病者に適切な医療を施すよう求めたと言います。そして、この時にわが国で整えられたのが通院公費負担制度(現自立支援医療)や精神保健福祉センターです。
 これを受け、当法人では昭和41年に、地域で暮らす患者さんに何とか専門医学的ケアを届けるべく、交通の便の良い沼津駅近くに三枚橋診療所を開設しました。また、県の要請を受け昭和44年に富士市に鷹岡病院を新規開設し、3病院1診療所体制となりました。 その後も私たちは、法人一丸となって常に利用者が地域で暮らすことを前提とした精神科医療に注力してきました。
 昭和55年には当時まだ診療報酬化されていなかった精神科訪問看護サービスを開始しました。そのほかにも様々な取り組みを行い、平成15年には沼津中央病院が、平成21年には鷹岡病院が精神科救急入院料を届け出ました。 現在は両院がそれぞれ県東部と富士地区の精神科救急医療体制整備事業の常時対応施設として指定され、日々全力で地域精神医療に取り組んでいます。
 平成24年には法人法の改正により公益財団法人立となりました。現在において、精神科医療分野では、2病院3診療所、1訪問看護ステーションを展開するに至りました。 また一般医療分野では、沼津リハビリテーション病院が脳卒中、神経難病を中心とした回復期リハビリテーションを専門的に行うとともに地域医療や訪問看護サービスを展開し、地域の信頼を得て社会貢献しています。 さらに精神保健福祉分野では、11カ所の事業所を展開し、相談、計画、就労支援、住居型支援など、地域の医療サービスや関連団体、行政機関と連携しつつ、地域に責任を持った形で、包括的なサービスを展開しています。 このように、復康会は静岡県東部地区で精神・神経領域の保健/ 医療/福祉のサービスを包括的に実践する公益財団法人となりました。
 本来の役割である軽費診療も、長い法人史のなかで継続してきました。国は現在、精神医療の方向性を地域べースに転換することを進めています。 このような変革の中で、当法人が本来の力を発揮すべく、役割を果たしてまいりたいと考えます。地域の皆様並びに関係各位におかれましては、今後ともご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


令和4 (2022)年7月 公益財団法人復康会第8代理事長 杉山直也

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