令和8年4月1日付けで公益財団法人復康会鷹岡病院院長に就任しました小田理史と申します。
鷹岡病院は昭和44年開設の、地域に根ざした伝統ある単科の精神科病院です。当初は130床の規模からスタートしましたが、時代のニーズや人口構造の変化に伴い病床数や病床機能の変更を重ね、現在は精神科救急急性期治療病棟48床と精神科療養病床103床を有しています。富士圏域の精神科救急基幹病院として、365日24時間重篤な精神状態の患者さんに対応可能であり、当院は地域における精神科救急の重要拠点であると自負しております。また、平成25年には認知症疾患医療センター(地域型)に指定され、平成29年からは富士市から認知症初期集中支援推進事業を受託し、高齢化社会に伴い増加した認知症患者とその家族が安心して末永く住み慣れた環境で生活できるような治療の提供や支援体制の構築などを得意としている病院でもあります。外来の医療サービスとしては、精神科訪問看護、精神科デイケア(大規模)が稼働しており、従来の長期入院を前提とした医療ではなく、社会生活を営みながら治療に主体的に向き合い、悩みや生活上の困りごと一つ一つに丁寧に寄り添えるような、温かい医療の提供を常に心がけています。
当院は静岡県東部専攻医研修プログラムの連携施設でもあります。大変有り難いことに、近年は当院での研修を希望してくださる若手医師の入職が7年連続で実現しており、専攻医プログラムが修了した後も、当院にて勤務継続をされる先生方も多く、医師3年目から8年目までの医師が9名常勤医として勤務されております。一時期は入職者もおらず、若手医師への業務のしわ寄せが常態化していた時代がありましたが、そのような時代を知っているからこそ、魅力ある職場、やりがいを見いだせる職場、安心して働ける職場、しわ寄せを最小化し、お互いを理解尊重し、助け合える職場の実現が重要と考え、尽力してきた成果と考えております。また、精神保健指定医や精神科専門医の取得においては院長自ら丁寧に指導させて頂き、取得実績も豊富です。日本老年精神医学会や日本認知症学会の研修認定施設でもありますので、ご希望があれば各学会専門医取得のための指導も可能です。現状に奢ることなく、常に時代のニーズを見極めて、職員が笑顔で患者さんに向き合える職場環境の維持に力を尽くしていく所存です。当院に興味がありましたら是非一度お問い合わせ下さい。
私は静岡県の温暖な気候や、雄大な富士山や駿河湾の眺望、なにより温かいお人柄の県民性が大好きです。もはや静岡県で過ごした時間が人生で最長となりましたが、他地域出身の私を受け入れてくれた富士市に、富士宮市に、そして静岡県に感謝しております。復康会の基本理念でもあります、「愛・信頼・貢献」という言葉を胸に、医療業界が大変厳しい状況を迎え、人口構造を始め日本全体が転換点を迎えている今、当院が富士圏域の地域医療の砦として今後も存在し続けるために出来る事を常に考えつつ、静岡県に恩返しをさせて頂きたく思います。今後とも何卒宜しくお願い致します。
鷹岡病院 院長 小田 理史