院長挨拶

病院概要

鷹岡病院のホームページを訪ねていただき、ありがとうございます。

私どもが治療にあたる精神の病気には、気分障害(うつ病、躁うつ病)、不安障害、パニック障害、適応障害、統合失調症、摂食障害、発達障害、認知症等々、さまざまな病気があります。

我が国では1998年に自殺者が3万人を超え、以降、3万人(交通事故死の6倍)を越える状況がずっと続いています。自殺した人の大多数が生前何らかの精神疾患に罹っていたとのデータがあります。

また我が国では、65歳以上の高齢者が年々増加の一途をたどり、1950年には国民の20人に1人の割合であったのが、現在では4人に1人が高齢者となっています。2055年には、2.5人に1人が高齢者になると推計されています。それにつれて認知症を発症する人も激増しています。認知症高齢者は2005年の時点で169万人で、2025年には323万人に倍増すると推測されています。

精神疾患も、糖尿病や高血圧症といった身体疾患と同様に、早期発見・早期治療が非常に重要です。認知症も然りです。

鷹岡病院では"必要な人に、必要な時に、適切な医療の提供"をモットーに、精神科医療に取り組んでいます。

富士圏域の精神科救急の基幹病院として、1年365日、日・祝日の終日及び平日夜間の救急を担当し、早期治療を実践しています。2009年には全国でもまだ数少ない精神科救急入院料病棟(いわゆるスーパー救急病棟)の認可を取得しています。
また当院では、早くから認知症をはじめとする老年期の精神疾患に取り組んできており、徘徊、妄想といった、自宅や施設で対応困難な人を速やかに受け入れ、集中的な治療とリハビリテーションを実施し、短期に症状の改善を図る努力をしています。
2013年には認知症疾患医療センター(地域型)の指定を受けています。

当院には、スーパー救急病棟と精神科療養病棟があります。病棟機能を最大限に活かし、精神科外来、訪問看護、デイケアの機能の充実を図り、専門的精神科医療を提供することを目指しています。

「開かれた選ばれる医療機関」として職員一同、日々、元気よく奮闘しています。

まずはご相談を。

鷹岡病院 院長 髙木 啓

髙木院長